今までに、僕の周りの身近な人からトイレがつまった経験をしたという話を聞いたことがありませんし、実家にいたときも一人暮らしを始めてからも、トイレがつまったという経験はありませんでした。
それなのに、よりによって僕の部屋のトイレがつまってしまったのです。
しかも、金欠だったので自分で直すことになってしまいました。
めったにできない貴重な経験をすることができたとも言えますが、とにかく大変な思いをしました。
この記事では、その顛末について紹介させていただきます。
今思うと予兆は数日前からあった!
今思うと、トイレがつまる少し前から、予兆現象らしいものがありましたが、僕はトイレがつまるなんてことを全く考えていなかったので見逃していました。
2週間くらい前からでしょうか、トイレで水を流すと水位が少し上がってから水が流れていたようです。
以前は、水を流すと渦を巻いたようにザーッと流れていたのですが、ちょっとそれとは違っていたような気がします。
一度でもトイレがつまった経験があれば、ヤバイと感じて早めに処置ができたのかもしれませんが、その時はそんなことは全く思いもしませんでした。
ついにトイレがつまってしまった!
その後、数日前からトイレに水を流すと流れにくくなっていることが明らかに分かるようになりました。
水を流すと水位が上がって、それが流れて水位が下がるまでに時間がかかるようになりました。
でも、溜まったままというわけではなく、時間はかかりますが流れてしまっていました。
ところが、昨日ついにギリギリ溢れるかどうかというところまで水位が上がってしまい、そのまま流れなくなってしまいました。
最悪!! ついにトイレがつまってしまったのです!!
どうすれば良いのか分からず、ネットで検索してみた
ここで初めて、ことの深刻さを自覚して、どうしようかと考えました。
まずは、ネットで「トイレつまり 修理」で検索してみると、いろいろな業者が出てきました。
最初は、どこに依頼しようかと思って、口コミなどを調べていたのですが・・・。
お金がないので業者に依頼するのは断念!
ここで頭をよぎったのは、修理業者に頼むとお金がかかるということです。
どれくらいの費用が掛かるのかが分かりませんし、そもそもそんな金銭的な余裕はありません。
コロナ禍でほぼリモートワークになってしまったので、残業代がなくなり収入が激減していますし、貯金もほとんどありませんでした。
自分で直すための方法を検索した
そこで、自分で直すしかないと考えて、その方法について調べました。
「トイレつまり 修理 自分」で検索してみると、いろいろな情報が見つかりました。
特に参考になったのが、「道具なしでもOK!トイレの詰まりの直し方はお湯とバケツで解消!」という記事です。
また、他サイトも色々と調べてみましたが、調べた結果、「重度」か「軽度」かによって自分でできるかどうかの判断が分かれるということだったのですが、少なくとも固い異物を流したというようなことは絶対ないので、「軽度」だと考えました。
もちろんこれは楽観的な自己判断にしか過ぎないのですが、もし「重度」だとすると「真空ポンプ」や「高圧洗浄機」が必要になって、自分で直すことができなくなってしまいます。
自分でトイレつまりを直す方法いろいろ
さらに検索した結果、特別な道具がなくてもつまりを直す方法があることが分かりました。
「ラバーカップ」や「ワイヤーブラシ」を使う方法もあるようでしたが、ホームセンターなどで購入しなくてはなりませんので、まずは道具がいらない方法を試すことにしました。
特別な道具がいらない方法としては、次の4つがありました。
- ピンポイントで水を流す
- ピンポイントでお湯を流す
- 重曹とクエン酸の泡でつまりをふやかす
- ラバーカップの代わりにペットボトルを使う
実際に試してみた結果
ネットで調べた特別な道具がいらない方法を試してみることにしました。
準備作業
作業に取りかかる前に、次の準備作業をしました。
《1》温水洗浄便座の電源プラグを抜く
勝手に水が出たり、感電したりすると困りますので、温水洗浄便座の電源プラグを抜きました
《2》止水栓を閉める
誤操作によって水が流れたりしないように、止水栓も閉めました。
ピンポイントで水を流す
これは、バケツの水をある程度の高さから、便器の排水口に向けてピンポイントで水を流し込むことによって、水の流れや水圧によってつまりを解消しようとするものです。
便器の中が満水状態になっていると、水の流れが直接排水口にかかりませんので、予め水をかき出す必要があります。
普通だったら便器の水に手を触れるのも嫌ですが、そんなことは言っていられませんでした。
便器の排水口が見えるまで水を抜いた後に、バケツの水をその排水口に向けてピンポイントで流し込みました。
結果ですが、残念ながらまったく効果なしでした。
また、トイレ中に水が飛び散ってしまいました。
ピンポイントでお湯を流す
これは、水の代わりにお湯を流し込む方法で、お湯によってつまっているものをふやかして溶かす効果があるようです。
ネットで調べたところでは、あまり熱すぎると陶器製の便器が割れたり排水管がダメージを受けたりするらしく、約50℃位が良いそうです。
水の時と同じように便器の中の水をかき出して、なるべく高いところから便器の排水口に向けてピンポイントで流し込んでみましたが、やはり効果はありませんでした。
何回かやった方が良いと書かれていたので、その後も同じようにやってみたのですが、つまりは解消できませんでした。
重曹とクエン酸の泡でつまりをふやかす
次に試したのは、重曹とクエン酸を使う方法で、重曹とクエン酸を混ぜたときに発生する二酸化炭素の泡を利用するものです。
さすがに重曹は持っていなかったので、近所のドラッグストアまで買いに行きました。
クエン酸の代わりに家にあった酢を使いました。
やはり、便器の中の水をかき出して空にする必要がありましたが、それまでに何度もやっていたので、要領が良くなっていて自分でも驚きました。
まず最初に、計量カップ1/4程度の重曹を排水口に振りかけて、その後に酢を計量カップ1/2程度振りかけると、シュワシュワと泡が出てきます。
その二酸化炭素の泡をつまっているところまで押し込むようなイメージで、約50℃のお湯を排水口目がけて流し込み、蓋をして1時間ほど放置しました。
1時間ほど経った後に、蓋を開けてみると、少し水位が下がっていることが分かりました。
ちょっと効果があったようなのでバケツで水を流してみましたが、まだつまっているようでサーッと流れてはくれませんでした。
ラバーカップの代わりにペットボトルを使う
最後にやってみたのが、「ラバーカップ」の代わりにペットボトルを使うというものです。
「ラバーカップ」とは別名「スッポン」と言われているそうですが、僕はこれも知りませんでした。
ホームセンターにも売っているということでしたが、ペットボトルでも代用できるということだったので、これを試してみることにしました。
ネット情報によると、かなり水が飛び散るらしいので、トイレの中には新聞紙などを敷きつめて、顔にはマスクとサングラスをかけてから始めました。
便器の排水口にはまる位の大きさが良いということなので、500mLのペットボトルの底の方をカットしました。
ペットボトルのカットした方を排水口に差し込んで、キャップ部分を指で押さえて上下させて、排水口の中の水に圧をかけたり真空で引いたりするのですが、指の押さえ方が悪いと水が飛び出してきたりします。
何度かやるうちに要領をつかみましたが、それまでに何度も水が飛び散ってしまいました。
この方法は、それなりに効果があったようで、つまりはほぼ解消して水が流れるようになりました。
後片付け
ラバーカップの代わりにペットボトルを使う方法で、何とかつまりは直りましたが、びしょびしょになったトイレの後片付けは大変でした。
古タオルなどを使ってトイレの中を拭いて、びしょぬれになった洋服は全部洗濯機に入れて、シャワーを浴びました。
自分でつまりを直すのは超大変だがなんとか直った!
ご紹介したように、特別な道具を使わずにトイレのつまりを直すことができました。
ペットボトルを使う方法が効果がありましたが、水が飛び散りますので後片付けが大変です。
そこで今後のことを考えて「ラバーカップ」を購入しておき、水の流れが悪くなったと感じたら早めに処置するようにしようと決めました。
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