今回は、前回の続きと将来展望について書きます。
転職~写真を仕事に
仕事上のストレスから入院し退社を決めたのですが、まだ29歳でその後の人生の方がずっと長いので、自分で納得できる仕事をしたいと思うようになりました。
そして決めたのが「写真」です。
幼少期に祖父が「上手い上手い」と褒めてくれた「写真」、祖父が亡くなってから封印していた「写真」・・・
退院してから正式に退社手続きをして転職先を探しましたが、ほとんど写真技術を知らない30歳前の人間を雇ってくれるところはそう簡単には見つかりませんでした。
その後、ある写真スタジオの社長から「うちに来い」と言われて転職することができました。
下働きからチーフフォトグラファーに
2001年のことですが、私がとても驚いたのは祖父から教えてもらったフィルムカメラではなくデジタルカメラに置き換わっていたことでした。
カルチャーショックと言えるものでしたが、パソコンを使って画像を補正したり編集したりという作業は、自分には合っていると感じました。
もちろん最初からこんな仕事をさせてもらうことはできず、雑用ばかりの下働きから始めました。
撮影のセッティング、スケジュール調整、各種予約作業、運転手など何でもやりましたが、これが独立後にとても役立ちました。
転職先の写真スタジオでもがむしゃらに働き、40歳前にチーフフォトグラファーになりました。
複数のチームを統括する部長職で、マネジメントの仕事が増えてきて自分で写真を撮影する機会は減ってきました。
独立を決心
まだ40歳そこそこで人生の後半に入りかけた年齢で、写真の第一線から遠ざかって行きつつあることに納得できず、独立を決心しました。
素人同然の29歳の自分を雇い入れて、ここまで育ててくれた写真スタジオの社長には感謝の気持ちしかありませんでしたが、素直に気持ちを打ち明けたところ快く承諾してもらえました。
その社長も、自分も写真の仕事をしたいが社員の雇用を守るためには、自分が社長業をするしかないのだと言っていました。
フリーのフォトグラファーとして
そしてついに、2013年4月神奈川県川崎市中原区で島根秀明写真事務所を開業しました。
独立後の8年間で約1,000件以上の仕事を受けてきました。
基本的に写真に関することなら何でもやる主義ですが、会社向けのパンフレット類が多くこういう仕事はリピートが結構あります。
その他には、件数は少ないですが写真教室をやっていて、依頼者の要望に応じて現場に行って撮影したり依頼者にレクチャーしたりするものです。
一度海外旅行に同行したことがありますが、とにかく楽しかったですね。
将来の展望
とにかくいつまでも写真を撮り続けていたいと思っており、これに尽きます。
今のところ仕事はそれなりに入ってきていますので順調と言えば順調なのですが、スタジオ外での仕事も多いので、私と連絡が取れずにご迷惑をかけている方がいるのではないかと気になっています。
できれば、パートナーが欲しいなと思います。
電話番とか事務員ということではなく、私と同じようなフォトグラファーです。
仕事を半分任すことができれば、私はその分自分の好きな写真に集中できますからね(笑)・・
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